2013年06月28日
SIG 9mm拳銃
ガンブルーとポリッシュによる仕上げを予定しましたが、スライドトップからシミのようなものが現れ素材内部に達しているようで少々削っても消えません。あきらめてスライドは二硫化モリブデンによるペイントです。ペイントには樹脂用サーフェーサーの下地を施し十分乾燥させてからとなります。ペイント後は低温で長時間焼き付けます。(樹脂なので高温は無理です)
ペイントは分厚く重ね塗りしてはかえって強度が落ちますので、薄く均一に塗るのがコツです。また仮に剥がれたとしても下地は十分研磨されておりペイントの色合いとほとんど差がありません。おそらく剥がれても気がつかない程度になると思います。
TANAKA・ASCK刻印を削り取るようご指示がありました。フレー前方のシリアルナンバーと同じ面になりますのでグリップ側をより削るようにしないとシリアルも消えてしまいます。面はやや傾斜して削られています。
もっとも手間の掛かったのがグリップです。オリジナルの状態で左右の合わせ目が開いており「なんとしてもでも直したい、新品に買い換えて、接着で外れなくても良いから」とのご相談を頂きました。アチコチ削りグリップスクリューナットをガチガチに固定して無事取り付け完了!ちゃんと取り外しできます接着しておりません。
メリハリを付けるためグリップはオリジナルのダークグレーから黒に仕上げ直しました。
ペイントなのでソリッドな感じはやや失せてしまいましたが、お使いいただくうちにさらに味がでると思います。
スライド・フレーム・グリップ・各種小パーツは全てトーンを変えています。
以上を3万円(税込・送料別)で承りました。
Posted by Mole at 14:23│Comments(0)
│カスタムガン(プラ系)
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